FXってギャンブルっぽいイメージを持ってたけど、この本を読んで「いや、これって完全に“仕事”なんだな」と感じた。タイトルに“武器”ってあるけど、まさにその通り。しっかり学んで、使いこなせば、自分を守る手段にもなるし、未来を切り開くツールにもなる。
印象的だったのは、「勝つためにはまず負けを知れ」っていう考え方。どれだけチャートの見方を学んでも、メンタルがブレたらトレードは崩れる。結局、FXって“自分との戦い”なんだよなと痛感した。あと、資金管理の大事さ。ポジポジ病で爆損してた自分にグサッと刺さった。
この本は、ただのテクニック本じゃなくて、「どういうスタンスでFXに向き合えばいいか」っていう哲学みたいな部分が強い。しかも、それがリアルで具体的。著者の失敗談も包み隠さず書かれてて、「あ、自分だけじゃないんだ」ってちょっと安心できた。
また、印象に残ったのが、「チャンスは待つもの」という姿勢。焦って入ったエントリーはだいたい負ける。これはほんと、何度痛い目見たかわからない(笑)。でもこの本を読んでからは、“待つ”ことの意味が腑に落ちた感じ。
FXをこれから始めようとしてる人にもいいけど、むしろ「ちょっとかじって爆損した人」にこそ読んでほしい。戦い方を知らずに戦場に出ていった兵士が、ようやく武器と防具を揃える、そんな本だった。